「とりあえず一巡」しないとまずい⁉️一次試験対策の進め方
とりあえず一巡しないとまずい⁉️一次試験対策の進め方
いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。
中小企業診断士試験の攻略法について、【中小企業診断士試験の攻略法】にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。
本日は、中小企業診断士一次試験対策の進め方について、とりあえず全科目を一巡してしまった方が良いですよ、ということについて、お伝えしたいと思います。
理解する科目と暗記する科目
中小企業診断士の一次試験の科目は、
- 経済学·経済政策
- 財務会計
- 企業経営理論
- 運営管理
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営·中小企業政策
ですが、これらは、理解すべき科目と暗記すれば(とりあえず試験対策としては)大丈夫な科目に大別できます。
理解すべき科目
まず、3の企業経営理論は何はともあれ内容を理解しておくべきかと思います。
この科目の知識は、他の科目の内容理解のベースとなるものなので、じっくりテキストなりを読みこんで、脳内でドヤ顔で説明できるくらいに主要なポイントを血肉にしておくことが望ましいと思います。
そして、2の財務会計と3の運営管理も、暗記で対応できる代物ではありませんので、時間をかけて内容を理解しておくべき科目になります。
さらに、1の経済学·経済政策は、数種類のグラフと考え方を理解してしまえば、応用で対応できる内容が多いため、内容理解に努めるのが効率的だと思います。
暗記する科目
一方で、5の経営法務、6の経営情報システム、7の中小企業経営·中小企業政策は、意味や趣旨を理解するだけでは得点できず、数字や用語を覚えるしかない内容がたくさん含まれるため、どちらかというと暗記で対応すべき科目になります。
いや、本当は全科目理解すべきなんですけどね😅
それに、1~4の科目の中にも、最後は暗記で対応する という部分もあるにはあるんですけどね😅
なので、上で述べたのは、試験での得点獲得だけに絞って効率的に勉強するための戦術として、ですよ😓
理解する科目は早めに着手
そして、勉強の順番は…というと、やはり、時間をかけて理解すべき科目から着手していくというのが良いのかな、と思います。
私の経験上、一つのテキストだけでなく、複数のテキストや無料動画やネット上の解説ページなどを活用して、同じ項目に対して数種類の説明をインプットするのがベターだと思います。
同じことを説明していても、説明者が異なれば、微妙に説明の仕方や角度が変わってきます。いろいろな角度からの説明を取り込むことで、対象の全体像が理解しやすくなる という感じです。
暗記科目は全体像を知っておく
さて、では、残る暗記科目については、いつ勉強を始めるべきでしょうか。
答えは、これも、今です❗
いや、「結局全部早くやれ❗ってだけかい❗」と思われましたよね。
すみません。
その趣旨を説明しますね。
何も、暗記科目の勉強を、今このタイミングでやりきる ということではないのです。
そうではなくて、とりあえず、何を覚えないといけないのかを知っておく程度で良いので、試験範囲を一巡しておくことが望ましいということなんです。
はい…。
おそらく、これらの科目は、本当に一次試験の一週間前とかにも、「あそこ、なんの数字やったっけ?」的なお付き合いをしていく科目になります。
主だったところを上げてみると、
経営法務の暗記ポイント
- 会社法上の必要機関の組み合わせ(取締役会とか監査役とか会計監査人とか会計参与とかがどの場合に必要になるか etc)
- 株主の権利の種類と必要な議決権など
- 知的財産権の要件、有効期間など
経営情報システムの暗記ポイント
- コンピューターに関する用語(5大装置、メモリの種類、ファイルダンプやらスワッピングやら なんかいっぱい)
- 画像ファイルや動画ファイルの形式
- 文字コード
- プログラミング言語の種類
- ネットワーク用語、通信方式
- 他にもなんかいっぱい😵
中小企業経営·中小企業政策の暗記ポイント
- 中小企業が日本全体に占めるシェア(企業数、従業員数、売上高 などを業種別に)
- 中小企業白書のトピックス項目の数字の傾向
- 中小企業の定義(業種別)
- 中小企業支援策の種類と内容(実施主体、支援要件、支援内容 など)
みたいな感じです。
これらは、3月とか4月に覚えても絶対に7月の試験本番までに忘れてしまいます。
なので、中身を覚えるのではなく、試験直前期に効率よくムダなく記憶詰め込み作業ができるように、覚えないといけない項目のボリュームとややこしさをイメージしておく という作業を、このタイミングで済ませておくことが望ましいのだと思います。
(ちなみに私はそれをしなかったために苦しみました…。)
まとめ
今回は、
- 一次試験の科目には、理解すべき科目と暗記する科目がある
- 理解すべき科目は早めに取り組んでがっちり理解する
- 暗記する科目も、試験直前期の追い込みに備えて何を覚えないといけないかを早めに把握しておく
ことがおすすめですよ、ということをお伝えしました。
一次試験対策の優先順位については、先日の記事もご参照ください。
ぶっちゃけ、今すでに勉強を本格的に始めておられる方は、十分な時間的余裕という素晴らしいアドバンテージを持っておられると思います。
皆様の試験対策が、効率よく楽しさを味わいながらの道程になることを願っております。
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