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12月, 2020の投稿を表示しています

M-1論争(マヂカルラブリー)を診断士視点で【時事ネタ】

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中小企業診断士試験勉強関係時事ネタ❗❗ いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。 中小企業診断士試験の攻略法について、 【中小企業診断士試験の攻略法】 にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。 さて、中小企業診断士試験に役立つ(かどうかわからない)時事ネタ 第1弾 です❗ M-1(2020)の結果に思う M-1を事業として見ると SWOT分析 戦略への助言(勝手に) まとめ M-1(2020)の結果に思う いきなりですが、 M-1グランプリ  今年も 面白かった ですね。 個人的には、 マヂカルラブリー の優勝は 十分納得 なのですが、巷では、 「あれは漫才なのか?M-1って最高の『漫才師』を決めるイベントなのではないのか?何でもアリは良くないのではないか?」 という 賛否の議論 が巻き起こっているとか…。 その是非や、漫才の定義については、私は語るだけの 知見 も 動機 もないのでここでその議論はしませんが、この1年、中小企業診断士の試験勉強をする中で手に入れた視点·考え方を 発射台 として、一お笑いファンとして、そこから見えたもの·感じたことをここに書き記したいと思います❗ M-1を事業としてみると さて、本件についてはいくつかの見方があるかと思いますが、 M-1グランプリ という 「事業」 について見てみるとどういうことになるでしょうか。 M-1事業 の ドメイン は何か。 エーベル の提唱した ドメイン の定義は、 「誰に」「何を」「どのように」 です。 【A】 「誰に」 =「全国の漫才ファンに」 「何を」 =「型にこだわった本物の漫才の楽しさを 「どのように」 =「優勝にかける若手の情熱から生まれる質が高く魂のこもった漫才の応酬で」 【B】 「誰に」 =「全国のお笑いファンに」 「何を」 =「自由度の高いお笑いの楽しさを 「どのように」 =

「失敗の本質」旧日本軍の欠陥を通じて組織論を学ぶ❗【お薦め本紹介】

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組織論の名著「失敗の本質」 いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。 中小企業診断士試験の攻略法について、 【中小企業診断士試験の攻略法】 にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。 さて、中小企業診断士試験に役立つ書籍紹介の 第4弾 です❗(他の書籍紹介は こちら ) 口述試験の合格発表待ちの フワフワ感 を味わいつつ、今年は コロナ と 試験勉強 に明け暮れた1年だったなぁと思い返しながら、読書に励んでおります😃 今回は、少しハードボイルドですが、 「失敗の本質ー日本軍の組織論的研究」 です❗ 目次 日本軍の組織·戦略の検証 分析対象の6つの戦い 日本軍の欠陥の正体 アメリカ軍との比較 二次試験の事例企業に置き換えると 日本軍に優位性が生じるための条件とは? まとめ 日本軍の組織·戦略の検証 第二次大戦において、日本は 敗戦 を経験したわけで、 善悪論 として、 連合国側に 正義 はあったのか 敗戦国側に 正義 はなかったのか といった点については、多くの方々が様々な立場と知見から激烈に論じられております。 また、良し悪しや歴史的意義は別として、あの当時の国力と国際状況の中でアメリカやイギリスと全面戦争を開始したことについて(避けようがなかったとの議論もあるところですが)、 国家戦略 として 「勝てない戦いに踏みこんだ」 ことの是非といった観点からの検証や評価も広く行われているところです。 そのような中、本書では、 「そもそも勝てない戦争を始めたこと自体が戦略的 に誤り 。以上❗ 総括終わり ❗」 ではなくて、 全体戦略 から レイヤー を一段下ろした「部分」を見ても、戦略的·戦術的誤りが多々あり、そしてそれは今日の日本の行政組織や企業にそのまま継承されてしまっていることが少なくない(本書執筆は昭和50年代ですが、現代でも十分あてはまるところが多いと感じまし

「企業戦略論」(ジェイ·B·バーニー)【お薦め本紹介】

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経営のバイブル いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。 中小企業診断士試験の攻略法について、 【中小企業診断士試験の攻略法】 にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。 さて、中小企業診断士試験に役立つ書籍紹介の 第3弾 です❗(他の書籍紹介は こちら ) 口述試験の合格発表待ち というフワフワした状態に、読書とアウトプットに勤しむことで対応しております😓 今回は、とうとう、バイブルのうちの一冊に手を出してしまおうと思います❗ ズバリ‼️ ジェイ·B·バーニー 著の 「企業戦略論」 の 上 · 中 · 下  でございます❗ 目次 バーニーの企業戦略論 上巻 中巻 下巻 まとめ バーニーの企業戦略論 バーニー さんと言えば、中小企業診断士試験の勉強でも一次試験対策の、おそらく割と早い段階で 【企業経営理論】 のテキストなんかで知ることになりますよね。いわゆる、 リソースベースドビュー の提唱者なわけです。 私は本書を、二次筆記試験後に読んだわけですが、二次筆記試験の事例Ⅰ~Ⅲ(場合によってはⅣも)を貫くテーマである 「企業の強みを機会にぶつけることで、勝ち残り、成長する❗」 を網羅的に解説してくれる名著です。 どんな強みを持つべき なのか どうやったら そのような強みを 持てるのか を理論的にわかりやすく説明してくれます。 よく、 ポーター vs バーニー  の構図で、企業の収益性は業界の競争環境によって決まるため ポジショニングが命 ( ポーター )に対して、企業内部の経営資源によって企業の収益性が決まるため リソースが命 ( バーニー )という対比的に位置付けられて語られることが多いように思います(少なくとも、私が触れてきたテキストや戦略理論のまとめ本なんかではそうでした)が、実際に 本人達 の書籍を読んでみると、「 外部環境 と 内部資源 の両方が大事」ということはそれぞれの理論の中で、それなりのバランスで 十分に主張 されていますね。 どち

中小企業診断士 二次口述試験、受けてきました❗

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口述試験を受けてきました いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。 中小企業診断士試験の攻略法について、 【中小企業診断士試験の攻略法】 にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。 今回は、私の 口述試験体験記 について、赤裸々にご紹介したいと思います。 目次 当日の一連 会場入り~呼び込みまで 口述試験本番❗ 【第1問】 【第2問】 【第3問】 【第4問】 感触と感想 当日の一連 会場入り~呼び込みまで かなり早く会場近辺に着いたので、とりあえず最寄りの古い喫茶店に。 これまでの先輩方のブログなどで、喫茶店は口述試験待ちの受験生でいっぱいと聞いていましたが、 誰もおらず 。 結局、落ち着かずに10分程度でコーヒーを飲み終わり、開始時間の1時間以上前に会場入り。 一番怖かった 検温検査 を 無事通過 し、 大きな待合室で自分の班に与えられた席に座って、自分用メモの最終チェックにいそしむことで 落ち着きを取り戻す作戦 を開始しました。 試験の順番が来れば、待合室に係の方が来て、 「第○班の受験番号○○番の方」 と呼び、 受験生が係の方に連れられて部屋を出ていく というシステムでした。 待合室の中でも、次に呼ばれる番の受験生は、入り口近くの指定の席に移動させられて呼び出しを待つ というしくみです。 口述試験本番❗ そしていよいよ、私の番に。 呼ばれて部屋を出ると、係の人が 「番号と氏名を」 と仰るので、受験票をサッと見せると、 (いや、だからぁ) みたいな感じでストップされたので、 (あ、口で言えってことね。) と気付き 「あ、○○です。」 と答えます。 軽くパニクります。 そして、エレベーターで階を移動。 この時、もう一組(受験生&係の方)と同じエレベーターになり、 (あ、二次筆記試験の会場で見たことある顔。) と思いながら、全員無言のままそれぞれの試験室に。 係の方に促されて、ノックしてから入室。 なぜか、 (荷物は右に置く) と思いこんでおり、 入室直

口述試験に向けて❗

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口述試験、近し❗ いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。 中小企業診断士試験の攻略法について、 【中小企業診断士試験の攻略法】 にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。 さて、口述試験案内が届きました。 目次 口述試験対策 A社の振り返り B社の振り返り C社の振り返り D社の振り返り あとは体調管理 口述試験対策 口述試験対策に追われておりますが、 ナメてましたね ❗ とりあえず事例Ⅳまで復習が終わったところですが、 一次試験の知識 を呼び起こさないと答えられなさそうな想定問答が多くて、一通り 勉強し直す ぐらいの感じです。 ですが、 楽しい と感じられる内容です。 一次試験の勉強の時より明らかに理解が深まっている感じがします。 想定問答集は、ネット上で無料でダウンロードできるいくつかの有名予備校さんのものを拝借しています。(ホントに仏のような予備校さんですね😄) このブログで、解答を振り返ってきたことが、事例企業の記憶を繋ぎとめるうえで役にも立っています😃 ただ、改めて与件文を詳細に読んでみると、これまで気づいてなかった視点がいっぱい出てきますね😅 A社の振り返り A社 は、飛騨高山の 船坂酒造 さんであるという専らの噂で、ホームページとかみてみると正に ドンズバ な感じがしますが、改めて、 ビジョンを持って買収 されたのだなあ ということや、後を継ぐべき 若社長 の 経営者としての優秀さ、 人事制度を変革 していこうという「今」の緊張感(だって納得感の低い制度になって従業員からそっぽを向かれたら今までの変革と成長の流れが完全に変わりますからね)、 これからの成長戦略 をどう描くか(国内市場で若い女性層などにリーチできる製品開発か、海外向けのブランドを構築して攻めていくのか)、そして コロナ禍をまずはどう乗りきるのか ❗といった、 課題 と 夢 が山ほどありますよね。 これこそが企業経営なんだなぁと、本物の世界を垣間見た心持ちに。 B社の振り返り B社 は、どこかの南

私の合否結果❗❗

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合格発表 いよいよ、 本当に中小企業診断士二次筆記試験の合否 (口述試験受験資格)発表 の日となりました❗ 試験からの1ヶ月半。 本当に長かった です。 そしてっっっっっっ ❗ 私の結果は? 私の結果ですが、 合格しておりました❗ まずは、個人的な思いの吐露で申し訳ありませんが、素直に嬉しく、そして(なぜか)ホッとした思いです😊 このブログでは、私の 再現答案 をアップし、主に試験当日に感じたことなどを書き連ねてきました。 私の発信に意味があるのか? 急に立ち返った話をしてしまいますが、私がこのようなブログを始めたのは、 独学 で中小企業診断士の勉強をしてきた中で、 予備校 に通った方が良いのかとか、 模擬試験 だけでも受けた方が良いのかとか、もしかしたら 予備校生 や 情報に聡い方達 はみんなが知ってる コツ や 近道 や 絶対必要条件 があるのではないかとか、そういう薄ぼんやりとした 悩み が尽きなかった自分の経験を振り返ってみて、 これから同じような条件で同じような経験をされる方達 に、私の生の経験や考えたことを 発信 することで、 ヒント や 安心感 を少しでも感じてもらえたら、と思ったからです。 筆記試験に合格できたら始めようかな。ということも頭をよぎったのですが、モヤモヤと 悩む心持ち も含めて 等身大の姿 を残せたら とも思い、(何か発信することで自分の気持ちを落ち着けたかった というのも多分にありますが…)試験直後から取り組んできた次第です。 もとより、中小企業診断士を目指す方が触れるべき 有意義 で 高品質 な情報はすでにたくさんあります。 しかし、それでも、出尽くしているわけではない。 そして、実際の経験談には それなりの価値 がある。 1年弱ですが、自分なりに、 努力し、悩み、緊張し、調子にのり、 とりあえずは乗り越えてきたこの経験にも等身大の事例の一つとして需要がある。と信じて、これからも発信を続けていければと思っています。 「思っています(キリッ)」とか言ってる暇があったら口述試験対策をしなさい❗っていうことかも知れませんが。😅 同じように診断士を目指される方達にとって、 箸休め的に気楽にみていただける情報 特に 独学で不安な方 に「あぁ、そんな感じで合格できた事例もあるんや。」と安心

「ザ・ゴール」【お薦め本紹介】

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ザ·ゴール 中小企業診断士試験に役立つ(と思う)書籍紹介の 第2弾 です❗(他の書籍紹介は こちら ) 私は 完全独学 なわけですが、そのせいで、情報源がほぼネットオンリーなわけです。そんな中で、いろいろな先輩方の発信する情報を拝見する中で、頻繁に登場するのが、 エリヤフ・ゴールドラット 著 「ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か」 でした。 目次 本書の内容 事例Ⅲに使える書籍は珍しい 全体最適のために考えるべきなのは何か ボトルネック、ボトルネック まとめ 本書の内容 事例Ⅲに使える書籍は珍しい 試験対策、特に、二次試験対策に活用できそうな書籍として、 事例Ⅰ や 事例Ⅱ に関する本は多いのですが、正直 事例Ⅲ に関する書籍は少ない。 そんな中、この本は、割と ドンズバ で 事例Ⅲ 対応の書籍であり、さらには、間違いなく名著だと思います。 本書は、小説形式で書かれています。っいうと、「やった❗読みやすそう😃」と思う人と、「なんか 面倒くさそう やなぁ😩」と思う人がいると思います。(私は 後者 です。) しょーもないメロドラマとか要らんから、ポイント絞って体系的に整理されてるのが読みたいんやけどなぁ😩 と思いながら、とりあえず読み始めたのですが、思いっきり裏切られましたね。(良い意味で) 全体最適のために考えるべきなのは何か とある工場が舞台です。 納期遅れ が頻発してるけど、 何をどうして良いのかよくわからん  という工場長が、かつての恩師(理系の学者でありながら経営や生産性工場への造詣が深い)からの断片的なアドバイスを必死で理解しながら、 生産性向上 、 短納期対応 を実現していく という 痛快サクセスストーリー なのです。 そこで語られるのは、 ボトルネックがスループットを決定する❗ 全体最適視点に立ち返って常識を乗り越える❗ ということです。 ボトルネック、ボトルネック❗ 工場の 生産性が上がらない 。 工程間の 在庫が積み上がってる 一方で、キャパシティオーバーの工程では 時間外勤務が常態化し 、 納期遅延が発生 しているうえに 製造コストも高

「小さな会社を強くするブランドづくりの教科書」(岩崎邦彦先生)【お薦め本紹介】

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ブランド力で勝て❗ 二次試験の結果判明まであと1週間もなくなりましたね。 そわそわ、 ソワソワ してしまい、とにかく何かしていないと落ち着かないという ナーバス な気持ちになっているところです。 同じ境遇の皆さんはどんな風に過ごしておられるんでしょうか。 私は、二次試験後、とり憑かれたように、もともと好きだった 読書 にのめり込んでいます。 なんなら、診断士を目指したのもいくつかの本に出会ったことがきっかけなのですが、まぁ、それはまたの機会にしまして、本日は、 第1弾 として、中小企業診断士試験の試験委員(出題委員)でもあらせられる 岩崎邦彦先生 の著書「 小さな会社を強くするブランドづくりの教科書 」を紹介したいと思います❗ 目次 本書の内容 中小企業のブランドづくりとは何か 結局これが中小企業のあるべき姿 まとめ 本書の内容 この本は、二次試験の勉強をはじめて2ヶ月くらい経ち、過去問もとりあえず直近10年分くらいを1周してしまって、 事例Ⅱについて回答の基盤が弱いなぁ と感じていた私が何か参考になる書籍をと探して読んだものです。 中小企業のブランドづくりとは何か この本、まずもって強力なメッセージとして、日本の企業は、「モノづくり」では勝つけれども 「ブランドづくり」で負けている と、日本の現状を憂います。 良いモノを生み出す力はあるんだけど、それを上手く訴求できてないということですよね。 そして、岩崎先生は、正に、中小企業の立場から、どうやって 大企業にも伍するブランドを樹立 するか❗について、熱く語ってくれます。 ズバリ、その 要諦 は、 絞れっ❗ トガれ❗ そしてそれを、 1点集中で伝えろ❗ 感性に訴えろ❗ です。 全方位で勝つなんて、特に経営資源もノウハウも乏しい中小企業には 無理 です。だから、1点に絞って、とにかく「 このコダワリだけは誰にも負けない ❗」というポイントに集中して勝負するべしというのです。 正に 【差別化集中戦略】 ですね。 こうして、ある1点において誰にも負けない といえる製品やサービスを磨いたら、とにかくその1点をひたすらにアピールする

R2年度 事例Ⅳ 第4問 条件解釈の曖昧さ

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令和2年度 事例Ⅳ 第4問 事例Ⅳ  第4問 についてです。 ROIを軸にした、事業評価に関する問題ですね。(私の事例Ⅳ再現答案は こちら です❗) 戸建て住宅事業において、VRツールを活用した増収策を考えたんだけどどう❓という設問です。 目次 解答振り返り 設問1 設問2 設問3 二次試験を振り返ってみて 解答振り返り 設問1 まぁ、 設問1 は、落とせないところですよね。 本事例における ROI の定義は与件文で 【投下資本営業利益率 】であって、 期末時点のセグメント資産の金額 を用いますよ。とかかれており、設問文中の表で、セグメント利益= 営業利益ベース とあるので、表中の数字を使って計算したら良いんだな。ということは確認できます。 と、さらっと書きましたが、試験当日は、(えっ…、間違ってないよね。うん、そう書いてるしな。)と、何度も与件文と設問文を往復しながら恐る恐る電卓を叩いてましたけどね😅 設問2 そして、 設問2 。 「ソフトウェア導入に関係しない部分」 という表現に 解釈の曖昧さ を感じつつも、売上と利益の変動、資金調達による金利など、設問文で示された要素は設問文通りに変動するものとして考えたら良いのかな❓と、割りきって対応することに。 営業利益は、 売上増加分92百万円から減価償却80百万円を引いた12百万円分 増加 するんだな。 金利負担は営業外費用 だから、ここでは考慮しないっと。 引っ掛からないぜ‼️ そして、資産は投資額の400百万円が増加するのではなく、 減価償却による減もきっちり反映 しないとな。 引っ掛からないぜ‼️ と、調子に乗って答えを書いたわけです。 っしかし‼️ やはり二次試験❗甘くはないですね。 というか、私が甘すぎましたね❗ 各予備校の解答例を見てますと、資産の変動に、 売上増に伴う92百万円の増加 を反映 金利支払による現金の減 を反映 が必要だったんですね❗ 今思うと、自分でも謎ですが、なぜかここは全く考えられてなかったですね。金利なんて、営業利益に含めてはいけないという意味での単なる 引っ掛け要

R2年度 事例Ⅳ 第3問 怪しい買収金額

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令和2年度 事例Ⅳ 第3問 事例Ⅳ  第3問 についてです。 企業買収に関する問題ですね。 目次 解答振り返り 設問1 設問2 解答振り返り 戸建て住宅事業を主たる生業とするD社が、何を 思った か 「地元への恩義」 に突き動かされた結果進出した 飲食事業 については、 案の定 残念ながら 損失が発生してしまって、第2問で何とか対策を考えたところですが、ようやく本来の企業経営の定石に立ち返って、 範囲の経済 や シナジー による 優位性 が期待できそうな リフォーム事業 で勝負するというのが第3問です。 そりゃあ、D社は断然こっちで勝負すべきですね。 設問1 設問1 は、正に直球で会計知識を問われました。 これは、 負ののれん  です。 ただし、E社を吸収合併するのではなく、買収するだけですから、個別決算では投資額の50百万円が子会社株式になるだけで、特に会計処理はありません。 のれん やら 負ののれん やらが登場するのはこの場合、 連結決算だけ です。 なので、連結PLで特別利益として計上されるということを私は解答しました。 ただ、本来は、「負ののれん 発生益 」と書くべきでした。ミスりましたね…。 まぁ、加点はされると思っています(さすがに)。 それにしても、時価ベースで150百万円の会社をオーナーが50百万円で売ってくれるなんて、ラッキーですね。っていうか、 絶対怪しいやん❗ 設問2 ってことで、 設問2 で、D社長が、「ちょっと怪しいねんけど、リスクあるかなぁ…😰」と相談してくるわけですね。 社長、そのとおりです。 怪しいですよ 😓 と答えないといけないわけですね。 私は、 E社において 損失 が発生しており、原因如何では今後のD社グループの財務に マイナスの影響 が生じる可能性があるため、どういう理由で損失計上となっているのかを確認すること (一般論として) 簿外債務 があるかも知れないこと をリスクとして挙げました。 あと、買収資金の借入に関する 利率 と 借入期間 という 使い道が思い付かなかった情報を 微かにでも取り上げておくべく、金利負担も含めて回収できるかという視点を入れてみた