事例Ⅲの練習問題を生み出す方法❗問題に飢えているあなたに

事例Ⅲのための日常訓練

皆様

いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。

中小企業診断士試験の攻略法について、【中小企業診断士試験の攻略法】にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。

本日は、先日の( 「二次試験の練習問題を毎日生み出す方法❗問題に飢えているあなたに」 )でご紹介が漏れていた、 中小企業診断士二次試験事例Ⅲ対策における練習問題不足への対応策について、私の使っていた方法をお伝えしたいと思います。

  • 仕事や家事を生産現場に置き換える
  • 過去問の質問変え

が私の作戦です。

事例Ⅲの訓練

事例Ⅲ対策に使える実例は少ない

私は、製造業勤務ではないために、生産現場というものをよく知りません。
なので、事例Ⅲに関しては、最初は苦手意識がありました。しかし、実は、事例Ⅲは、事例Ⅰや事例Ⅱと比べると、押さえるべきポイントがかなり絞られるため、途中から、「なんか、事例Ⅲ好きかも👌」となってきたのです。

その、事例Ⅲの押さえるべきポイントについては、また日を改めるとして、そんな、いつの間にやら得意科目(❓)になった事例Ⅲにも、練習問題不足という敵が襲いかかってきます。(過去問をやり尽くしてしまって初見問題に飢えている。又は、未着手で残している貴重な過去問はしっかり80分の時間を確保できる時にとっておきたくて、スキマ時間で手軽にできる練習問題がない。といったアレです。)
そして、先日の記事(「二次試験の練習問題を毎日生み出す方法❗問題に飢えているあなたに」)で挙げた、新聞記事や一般書籍や街中からの練習問題捻出という技も、事例Ⅲに関して使えるケースは非常に少ないのです。

世の中に、製造業の生産現場はたくさん存在していますが、直接製造業にタッチしていない限り、なかなか実例に出会う機会はありません。そして、新聞記事でも、生産現場の課題や解決策そのものに触れているものはほとんどありません。
「○○工業(株)が、機械加工部門だけでなく、熱処理部門まで含めた生産計画を策定する方針に変更した。また、計画策定頻度も、これまでの月次から週次に変更する。同社が○日に発表した。」みたいな記事、まぁありませんよね。
街中を歩いても、事例Ⅱの応用問題に使えそうな販売やプロモーションの工夫に出会うことはあっても、「あぁ、この工場ではこうやって外段取り化しているんだなぁ」と思う機会なんて、まずないですよね。

仕事や家事を生産現場に置き換える

そこで、私が編み出した方法が、仕事や家事を事例問題に置き換えてみる という技です。

例えば、食器洗いをしている時。一定量を食器用洗剤で洗って、まとめて水道水で洗い流します。時々、洗剤で洗った食器が溜まりすぎて、シンクの中が混雑してしまうことってないですか?

はい。ここで設問です。
「C社(❓)の生産面での問題点と対応策について答えよ。」
解答は、
「問題点はロットサイズが過大であるために生産スペース(❓)が狭小になっていることであり、対応策はロットサイズを適正化し5Sを徹底すること。」みたいな感じですよね。




生産計画面での設問にすることもできますね。事前に適正なロットサイズを決めていないわけですから。
家事だけでなく、日中のデスクワークの仕事でも、加工工程や段取り作業に例えられるような業務って確実にありますよね。
実は事例Ⅲの応用問題の題材は、日常生活の中にたくさん埋もれているものなんですね。

過去問の質問変え

もう一つの手法は、過去問の与件文に対して、別の質問をぶつけてみることです。
事例Ⅲでよくあるパターンは、教科書通りのことができていないC社に対して、教科書的にはこうですよ と助言できるかどうかが問われる というものです。
例えば、生産計画の策定は全工程を対象に納期と効率を意識して行うことが教科書的に正しいですよね。でも、事例企業ではメインの工程にだけ計画を策定していて他の工程はそれぞれ現場で着手順を決めている。だから、教科書的に生産計画を策定するよう助言する といったように。
ここで、与件文に露骨に表現されている「できていないこと」はだいたい設問で問われているので、逆に、「できていること」が見抜けるかを試す訓練として、「生産管理面で適正化できていることは何か」「生産面で適正化できていることは何か」といった応用問題を作って解答を書いてみるという手法が使えます。
また、与件文に全く書かれていない部分について、別年度の事例で問われた部分を勝手に想像して作問してみる という手法も、慣れてきたらかなり使えます。
例えば、作業の標準化やマニュアル化ができているかどうかについて全く言及がない場合に、別年度の過去問で問われた標準化による生産現場の改善の視点を持ち込んでみて、「そこはどうなっているんだろう」と考えてみる といったようなことです。

まとめ

本日は、事例Ⅲの練習問題不足への対策について、私の使っていた手法をご紹介しました。事例Ⅲは、事例Ⅰや事例Ⅱと比べて、素材が与件文に近い形で転がっているわけではないので、

  • 身近な仕事や家事といった作業から抽出する
  • 過去問をカスタマイズする 

といった工夫をする必要があります。

ただ、事例Ⅲは、他の事例と比べて、出題パターンの幅がそれほど広いわけではありません。覚えておくべき王道パターンがかなり絞り込めるので、実は一番対応しやすい事例ではないかとも思っています。このあたりの詳細については、また改めてお話ししたいと思います。

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