R2年度 事例Ⅰ 第4問 シナジー発揮施策は要らないの?
令和2年度 事例Ⅰ 第4問
令和2年度の事例Ⅰの第4問。
解答振り返り
第2問、第3問と見慣れないタイプの設問が続いた後で、親近感たっぷりの人事施策問題でしたね。
「グループ全体の」の意味
ただ、仕掛けは仕込まれてまして、「グループ全体の人事制度」確立のための留意点 ということです。
なので、A社内だけで考えるのではなく、むしろA社内だけを見た場合とは明らかに異なる要素を入れないといけないんだぞ‼️ と言われているように思えますね。
人事上の問題点は?
ここで、人事上の問題点らしきものとして、「伝統的な家族主義経営や祖父の経験や勘をベースとした前近代的なもの」というのが与件文に明示されていますので、A社長としては、家族主義でなく、経験や勘ではなく客観的基準に基づいた近代的な人事制度の構築を目指すべき という方向は見えますよね。
ただし‼️
これって、与件文で、「A社の人事管理は」とあるので、(祖父の経験や勘によるものである以上、グループ全体もそうなんだろうな とは類推できますが)直接的にはA社単体の問題点であって、グループ内他社の人事管理の状況は(直接的には)示されていない ということになりますよね。(私は当日、そう思いましたよ。えっ👀⁉️間違ってますかね。自信なくなってきてます。)
あと、与件文で明らかに付け足したような、外国人数名もこの設問でしか使いどころがないので、これも解答要素なんでしょうけど、これにしてもA社単独の事情ですよね。
そしたら、まあ、とりあえずこいつらは書くとして、それだけでは不十分だということになりますよね。
だって、聞かれているのは、「グループ全体の人事制度」ですから。
解答の方向性
そこで、当日の私の頭に去来したのは、第1問の経営ビジョンをここで使うのではないかということです。
グループ全体のビジョンが聞かれましたよね。そして、私はそこで、既存事業とのシナジーを書いております。
そしたら、シナジーの発現につながる人事施策をA社長に薦めるのが中小企業診断士としての努めではないかと考えまして、そのような解答にしました。(私の再現答案(事例Ⅰ)はこちら‼️)
全て見たわけではないですが、いろんな予備校の解答速報を見てもあまりこれに触れているものがなくて、当日の来たぁ‼️という自信が薄れつつあるので、ここで吐き出させていただきました。
ご参考になれば…。
確立するための留意点難しいですよね。普通に人事施策書いて爆死する人多そうです笑
返信削除コメントありがとうございます。
削除随分と確認が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
ブログ操作に慣れておらず、コメント通知設定がきちんとできていませんでした。
いよいよあと2日で二次筆記試験の結果が判明しますね。
私の解答も爆死要素が多々あるかと思いながら、希望は捨てていません。
ポケットさんも受験なされたんでしょうか。
朗報をお祈りしております。