本日のニュース(IKEA)で練習問題を作ってみました❗(中小企業診断士二次試験)

本日の二次試験練習問題

いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。

中小企業診断士試験の攻略法について、【中小企業診断士試験の攻略法】にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。

以前の記事(「二次試験の練習問題を毎日生み出す方法❗問題に飢えているあなたに」)で、

  • 中小企業診断士二次試験対策では練習問題不足に悩まされること
  • その対策として、毎日、練習問題を自分で生み出す方法があること

をお伝えしましたが、実践編として、2021年2月14日のニュースをもとに、練習問題を作ってみました。
問題に飢えている方のちょっとした足しになればと思って投下しますね。(上記の先日記事でも書きましたが、飽くまで試験対策用の練習問題ですので、実際の対象企業の実情に応じた解答を求めるスタンスではありません。ニュース記事で拾える範囲の情報から、一次試験で勉強した企業経営に関する一般的知識を動員して、解答を作ってみる というトライアル的な内容として、活用していただければと思います。)

「IKEAが提携先金融機関の株式取得」

ニュース内容(必要な部分を要約)



家具販売大手のIKEAが、提携先金融機関のイカノバンクの株式の49%を取得することで合意したと発表しました。もともとイカノバンクは、IKEAから分離された機関であり、IKEAの顧客向け融資などの事業を展開するなど、IKEAと提携してきたが、今回、資本関係をもつことで関係を強化することになります。

練習問題 設問1

IKEAがイカノバンクと資本関係を持つこととなった理由としてどのようなことが考えられるか。経営戦略の観点から述べよ。

練習問題 設問2

株式取得後のIKEAにとっての経営課題は、どのようなことが考えられるか。

解答の方向性

さて、いかがでしょうか。(しつこいようですが、実際のIKEAの戦略的な目的や課題について、他のメディアをあたって調べあげるのではなく、あくまで、中小企業診断士二次試験の練習問題として、上記の記述内容だけから解答を導きだす訓練に活用いただければと思って提示したものですので、上記設問に対する本当の答えは私も知りません😅)

IKEAの顧客への融資サービスということで、高額な家具などを購入する人向けのローンなんかを提供していたのでしょうか。
これまでも提携していましたが、新たに資本関係ももつことで、関係が強化される方向でしょうし、役員や幹部社員を送り込んだり、すでに送り込んでるとしたらこれを増強したり といったことができそうですよね。
で、それは何のために、というと、やはり、顧客への付加価値の向上 というのが究極的な目的だと思います(私は)。
例えば、IKEAでの販売データや顧客ニーズの情報を、イカノバンクの融資サービスに迅速に反映させることで、「かゆいところに手が届く」ような融資メニューを開発するとか、IKEAとイカノバンクが一体となってそうした融資サービスのPDCAサイクルを高速で回すことで顧客満足度を高めるとか。役員や幹部社員がIKEAと兼務すれば、この辺りの意思決定も早くなりそうですよね。

設問1の解答例は、こういう視点ではないかな と思います。
「理由は、資本関係の強化により、融資と家具販売の一体的運用を強化するとともに、IKEAの把握する顧客ニーズを融資サービスに迅速に反映することで、顧客への利便性と付加価値を向上させること」みたいな感じでしょうか。
(もっと良いのあると思います…。)

次に設問2についてです。
私はこういうタイプの設問に苦しめられました。設問1の解答を踏まえて、資本関係強化による顧客への付加価値向上を実際に実現しないといけないわけですよね。そうすると、サービス一体化や、顧客ニーズの融資サービス開発への反映なんかをスムーズにできる組織体制を整えておかないといけませんよね。
この辺りが解答の方向性かな と思います。
「課題は、IKEAの顧客ニーズをイカノバンクの融資サービス開発に反映させるための組織体制と、一体化したサービスの効果についてPDCAサイクルを回して検証を繰り返す体制を構築すること」とかですかね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

少しでも皆様の練習問題不足解消に役立てればと思い、今後も投下していこうと思います。

他の練習問題はこちらをどうぞ❗

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