理解して記憶するための勉強法とは⁉️(中小企業診断士試験対策)

勉強法について

理解し、記憶する❗

いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。

中小企業診断士試験の攻略法について、【中小企業診断士試験の攻略法】にまとめていますので、是非そちらもご参照ください。

今回は、私が試験勉強をする中で頼りにしていた、記憶を定着させ、理解を深めるための勉強法について、ご紹介したいと思います。

記憶と理解を高める方法

中小企業診断士試験に限らずですが、凡そすべての試験において、記憶と理解のレベルが高まることこそが合格への王道です。というか、試験に限らず、人生そのもので考えてみても、この2つを高いレベルで維持できれば、やりたいことを実現するうえで非常に大きな助けになりますよね。

私は別に人生の大成功者でも何でもないですが、試験勉強というものを大人になって改めて経験したことで、いろいろと気づいた有効な方法がありますので、少しでも皆さんの参考になればと思い、ご紹介したいと思います。

過去問を解きまくる❗

まず最初の方法は、過去問を解きまくることです。

以前の記事「ツール活用で勉強を効率化」でもお伝えしましたが、特に一次試験では、テキストを一通り読んでだいたいの知識の大枠を掴んだら、後はひたすら過去問を解きまくるのが王道です。

二次試験は、思考力や判断力が問われる試験なので、しっかりと時間をとって本番さながらの状態で初見問題に向き合う機会を確保することが大切になります。なので、そうした環境が整っていない隙間時間の勉強で過去問を浪費してしまうのは避けたいところです。(そんな隙間時間に取り組める練習問題に飢えている方はコチラをどうぞ❗)

一方、一次試験は、知識が問われる試験なので、何回でも同じ問題を解いてどんどん知識を定着させていくべきであり、少しでも隙間時間があれば、何も気にせずに過去問を解くのがベストだと思います。

最近、勉強法の参考にもなりそうな「アウトプット大全」という面白い書籍を読みました。精神科医の樺沢さんという人の著作で、人間の脳の特性を踏まえて、どうすれば記憶が定着するかや、理解が深まるかを解説する書籍ですが、そこで、3対7の法則というものが出てきます。

記憶するために最適なのは、インプット3割、アウトプット7割の比率らしいです。

人間の脳は、情報をインプットすると、まずは短期記憶を担当する海馬という部位で記憶します。しかし、この情報を特に使用しなければ、2~4週間で忘れてしまいます。「なんや。大して重要な情報とちゃうやないかい😵」と脳が判断してしまうのですね。しかし、一定の頻度で使用していると、脳は、「大事な情報なんですね❗わかりました。しっかり覚えておきます☹️」と、その情報を側頭葉という部位に移行して長期記憶に振り替えるそうです。

この、長期記憶に振り替えるために行うべき「情報の使用」というのが、アウトプットすることなのです。

アウトプットは、話す書く行動するなどですが、過去問を解く行為も立派なアウトプットです。しかもお手軽で効率的です。是非、隙間時間でバンバン過去問を解いて、アウトプットしまくりましょう。

テキストを作る❗

次にお薦めするのが、自分流のテキストを作ってみるということです。先ほどのアウトプットの手法でいうと、「書く」に当たります。一次試験対策でももちろん有効だと思いますが、私の経験上、二次試験対策で威力を発揮します。

マークシート式の一次試験は大量の情報を「覚える」というのがメインになりますので、数がこなせる過去問が効率性の観点から優位な方法です。

一方、記述式の二次試験では限られた重要な範囲を「深く理解する」ことが決め手になります。理解するためには、自分なりに要約して、手を動かして書くという行為が、極めて有効な手法になります。

先ほどと同じく「アウトプット大全」からの知見ですが、手を動かして書くという行為は、筋肉を動かすことで、小脳という部位を介したより複雑な経路で脳に記憶されるため、情報が失われにくくなるそうです。これを、自分なりに要約するというプロセスを踏んだうえで行えば、理解し、覚える、ということができそうですね。

実際、私は、二次試験対策で、過去問の傾向や、事例問題毎の出題傾向なんかを、自分なりに分析し、要約してノートにまとめてみたりしました。当時はがむしゃらでしたが、今思うと、あの作業は結構意味があったように思います。

そして、タイピングよりも手書きの方が、記憶されやすいとの研究結果もあるそうです。手書きの方が、不規則性や刺激の複雑性があって、脳が身体経験と絡めて記憶しやすいんですかね。

ということで、特に二次試験対策では、自分なりのテキストを要約して書いてみるというのがお薦めです。

自分が講師になる(これ最強)

そして、最もお薦めなのが、講師になって説明してみるという方法です。

もちろん、実際に誰かに向かって講義できるような機会も準備もありませんから、脳内でやるだけですよ。

でも、これ、バカにしてはいけません。特に二次試験対策でものすごく使えます。私は、以前の記事「試験までの軌跡(私の実例)」でお伝えしたとおり、二次試験対策開始から二次試験まで時間の余裕がなかった(単に戦略的にスケジューリングできてなかっただけですけど…😅)ため、毎朝5時起きで、過去問の事例一つについて60分で解答下書きまで作るという訓練をしていました。

その後、解答例を確認して、若干へこんだりしながら会社に向かうのですが、その際に、通勤電車の中で、朝解いた事例問題について、脳内で自分が講師になって、与件文の解釈や、解答の方向性の見極め方を解説するというシミュレーションをしていました。

どんな感じかというと、(ちょっと恥ずかしいですが)こんな感じです。

「さて、今回は老舗旅館ですねぇ。ではまず与件文を見ていきたいんですが、とりあえず強みになりそうな部分についてチェックしてみましょうか。まずは創業の古さです。歴史がある、というのは、実は強力な差別化要素になり得るんですよ、皆さん。歴史の裏付けを活かしたストーリーをブランド化すれば、歴史を持たない競合は決して真似できません。いわゆる模倣困難性ですね。ですから…」

みたいな…。

よく視聴していたYouTubeの無料講義動画に出てくる、わかりやすかったり話し方が格好良かったりした講師の方を真似るように、頭の中で、大勢の架空の聴講者を前に思いっきり格好つけて講義してました。

実は、アウトプットの手法として、最も成果が上がるのが、「教える」ことらしいんです。「教える」ためには、一から十まで説明できなければなりませんから、どこか一部でも知識が曖昧だったり理屈が理解できていないところがあると破綻してしまいます。なので、自分が十分に理解できていない部分を浮き彫りにでき、その部分を補強するように勉強していけば、学習の効率が上がるというわけです。

でも、実際にたどたどしい説明をきちんと聞いてくれるような特異な人はいませんから、架空の聴講者に脳内で講義するのです。電車の中でブツブツ言いながら❗

ここでのコツは、思いっきり格好つけて(脳内で)話すことです。そうしないと気が乗りませんから。

まとめ

以上、私が試験対策の中で有効だと感じた手法について、ご紹介しました。

  • 一次試験対策は、ひたすら過去問を解く❗
  • 二次試験対策は、(過去問はしっかり時間がとれる時に温存しておいて)自分なりのテキストを書くことと、脳内で格好良い講師になりきって講義する❗

一通りインプットが終われば、これらのやり方でひたすらアウトプットに励めば得点は上がっていくと思います。(私がそうでした。)

日々、がむしゃらにこうした勉強を続けている中で、ある時ふと一瞬立ち止まって振り返ってみると、ほんの1ヵ月前の自分と全くレベルが違うことに気がつく時があります。そういうとき、なんか、こう、すごく充実した気持ちになります❗きっと❗

皆さんの試験勉強ライフが楽しく充実した道程であることを祈念しております❗

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